

モルガン・スタンレーは、商業銀行業務と証券業務の兼業を禁じたグラス・スティーガル法の施行を受けて、1935年にモルガン商会の証券部門が分離独立する形で設立されました。新生モルガン・スタンレーを率いたのは、ジョン・ピアポント・モルガン(モルガン商会の創設者)の孫にあたるヘンリー・モルガンと、新会社の社長に就任したハロルド・スタンレーでした。
まもなく、モルガン・スタンレーは、業界での地位を確立し、数多くの有力企業や政府機関の資金調達に携わるようになりました。また、卓越性と誠実さという創業以来の基本理念を貫き、顧客との長期にわたる信頼関係の確立に力を注ぎました。
その後も、モルガン・スタンレーは、時代を先取りする先見性と革新的なアイディアをもって金融市場をリードし、1941年にニューヨーク証券取引所の会員権を取得、1986年には株式公開を成し遂げました。また、海外戦略の一環として、1970年に東京に駐在員事務所を開設。翌71年には、機関投資家との取引拡大を目指し、引受業務に加え、セールス&トレーディング業務に本格参入しました。また、1970年代を通じて革新的な新規商品やサービスの拡大に取り組み、資産運用、不動産、M&Aアドバイザリー、リサーチなどの分野にも進出しました。
1980年代には、オーストラリア、ヨーロッパ、アジア諸国に新たなオフィスを開設し、既に拠点を構えていたロンドンおよび東京における業務を大幅に拡大しました。
モルガン・スタンレーの海外進出はその後も拡大し、中東、ロシア、北アフリカ、インドなどへの積極的な業務展開とともに、新興市場における事業機会をいち早く捉えることで、新時代を担うグローバル総合金融サービス企業として新たな地歩を固めました。
モルガン・スタンレーの歴史
|
